こんにちは、ハチコです!
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今回は白くてニョロニョロ、ヘビのような多肉植物「アボニア・パピラケア」の育て方と成長記録です。
アボニア・パピラケアってどんな植物?
アフリカなど強烈な直射日光・乾燥する環境が原産地の多肉植物には、厳しい環境を耐え抜くため、ユニークな姿のものが多くあります。
アボニア・パピラケアもそのうちの一つ。
真っ白なウロコは光を反射し強光から身を守るためで、内側の葉で光合成をしています。
ウロコがまるで紙(パピルス)のように見えるため、パピラケアと名付けられたそうです。和名はヘビのように見えることから「白蛇殿」と呼ばれています。
成長は大変ゆっくりですが、大株になると群生します。
入手方法
ホームセンターに並ぶこともあるようですが、なかなか見かけません。
多肉植物の専門店や、ネットでは常時販売されていることが多いです。
アボニアの仲間は高価なものが多いですが、パピラケアは比較的お手頃です。
アボニア属で別の種類。ちょっと形が違って面白いですね。
アボニア・パピラケアの育て方
基本データ
原産地 | 南アフリカ |
分類 | スベリヒユ科アボニア属 |
特徴 | 春秋型。 蒸れに弱いため、風通しの良い場所で管理する。 |
生育型について
購入したショップでは冬型と記載されていましたが、ネットで調べるとパピラケアは春秋型とされていることが多いです。また、海外では夏型とされる場合もあるようで、はっきりしません。
育ててみて、春と秋に葉を伸ばし成長している様子なので、ここでは春秋型としました。
冬と夏は成長は感じないものの、水を切るとくたっと倒れ、水をやると立ち上がってくるので完全に休眠はしていないのでは?と個人的には思っています。
栽培環境/年間の管理
年間を通して、風通しの良い場所で管理します。
生育期の春と秋はよく日が当たる場所に置き、土が乾いてから数日後に水をやります。
夏と冬は水は控えめにし、屋内に入れるか風通しが良く半日陰になる場所に移動します。夏場は遮光をすると安心です。
用土・植え付け方法
水はけのよい用土を使用します。パピラケアは非常に根が浅いため、用土が荒いと倒れてしまう場合があります。
ある程度水を好むので、多肉植物用の土に赤玉土小粒を2割ほど混ぜて保水性を上げた用土がおすすめです。
植え付けや植え替えは、生育期である春か秋に行います。
株間隔・鉢の大きさ
生育は非常にゆっくりなので、鉢も小さめのもので構いません。
うちでは購入時の6cmポットのままずっと育てています。
増やし方
実生で増やすことができ、開花後、取りまきが可能です。
挿し木もできるようですが、実生で増やすのが一般的なようです。
成長記録
2021年9月 購入
ネットで購入。大きさは2cmほど、小さいですがまとまって生える姿が可愛らしいです。
写真では分かりませんが、根が浅く株元がぐらつくので、動かすときヒヤヒヤします。
他の多肉植物とともに、屋外の明るい日陰になる場所に置きました。
2021年11月
2か月ほどで1.5倍に伸びました。3cmほどです。
2022年1月
室内で冬越し。
2022年3月末
暖かい日が増えてきたので、屋外に出しました。太陽の方向に伸びるので、たまに鉢を回します。
2023年1月
約1年後。増えてはいないものの、結構伸びています。
水を控えていると倒れてきますが、水をやると立ち上がってきます。
冬は様子を見ながら、ちょろっと土の表面を濡らすだけ(スプーン1~2杯くらい)にしています。
この年は屋外のまま冬越しさせてみましたが、水を控えめにし、風の当たらない場所に置けば大丈夫そうです。
2023年7月
春にたっぷりと光を浴びて元気です。
蒸れないよう、6月から棚上管理に戻しました。
7月末。よく見ると左の株元から脇芽が出始めています。
(追記)2023年9月 夏越し後の姿
8月、くたっとしていたので少しだけ水やりをしたら、蒸れて株元が黄色くなってしまいました。
慌てて風をあてしっかりと乾かしてから、屋外の棚で水やりをせず、午前中の2時間ほど日が当たるように管理していたところ復活しました。
真ん中の株が結構のびています。
動かないように見えて、日によってニョロニョロ形を変えており、本当にヘビのようです。
アボニア・パピラケアの育て方まとめ
・水はけ・風通しを良くして蒸れを防ぐ
・水は春秋しっかり、夏冬は少量
・株元の色を観察して、環境や水やりが適切か確認する
(調子を崩したり蒸れたりすると、ウロコの下が黄色味がかってきます)
さらに伸びたら、挿し木にも挑戦してみたいです!