こんにちは、ハチコです!
このブログでは
・初心者でもカンタンに
・鉢植えやベランダで
ガーデニングを楽しむ方法を紹介しています。
よかったら見ていってくださいね♪
プロフィールの記事でも書いていますが、クランベリーは一番最初に育てた果樹で、とても思い入れがあります。
夏場、灼熱の暑さになるベランダはクランベリーにはなかなか厳しい環境で、調子を落としては復活を繰り返し、何とかここまで来ています。
今回は、クランベリーを鉢植えで育てた記録をまとめました。
我が家のクランベリー 成長記録
購入と植え付け
クランベリーの苗は秋になると店頭に並び始めます。
10月下旬、ホームセンターで4号ポットの実付き苗を購入。
販売されている苗はどれも挿し木苗でした。挿し木で繁殖するのが一般的なようです。
購入後、育てた方のブログなどを読み漁りましたが、なかなか日本では長年育てている成功例がありません。
思っていたよりも初心者には難しそうだったため、念入りに準備することにしました。
水はけ・水持ちの良い土が適しているとのことで、ピートモス、川砂、パーライト、市販の草花用培養土を混合。
エコポットの8号に植えつけ、水切れに気を付けて管理します。
実は少量でしたが、後日ジャムにしてみました!
濃厚な味わいで美味しかったです。
植え直し
最初の配合では水はけが良すぎて、枯れはしないもののまったく成長せず。
1か月後、保水性アップを目的に、改めてピートモス・培養土を5対5で混ぜた土に植え替えました。
その際、根鉢がカチカチだったので、数本まとめて植えられていた株を分けて植え直しました。
クランベリーの根はかなり細かくて、土に綿を混ぜたようなフワフワした不思議な感触。
ポットから出した時に、土が落ちる程度の根張りであれば、そのまま植えつけても大丈夫です。
根鉢が固まっている場合は、少しほぐすかハサミで切れ込みを入れると、新しい土に根が伸びやすくなります。
紅葉
これは翌年の1月の様子。
植え替え後、土が合ったのか元気になり、少し伸びました。表面に化粧砂をまいています。
気温が下がるにつれて、ゆっくりと紅葉していきました。
3月初旬。徐々に葉が緑がかってきました。
3月下旬。全体が緑に戻り、新芽や赤みがかったつぼみが伸びてきています。
開花
4月下旬、1輪ずつゆっくり咲いてきました。ピンク色のつぼみが開くと、白い花びらに変わります。
5月中旬が満開でした。わさわさと繫っています。
夏越し
花後、葉が一部茶色に変わり、パラパラと落ちるようになりました。
開花に体力を使ってしまったことと、気温が上がってきたことが原因かと思います。
棚の上に置いて風通しを良くし、午前中だけ日差しが当たる半日陰に移動しました。
急な枯れ込みと株の更新
その後、何とか夏は越すことができたものの、9月に入って急に枯れ込みが進みました。
小さな緑の実がついていましたがそれも全て落ちてしまいました。
調子を崩し始めた時に慌てて挿し木をしておいたものが根付いたので、枯れてしまった親株の代わりにそちらを育てています。
クランベリーはなかなか繊細。一度調子を崩すと持ち直すのは難しいと感じました。
反面、生命力が強いので挿し木は成功しやすく、株が若い内であれば、生育旺盛で育てやすいです。
挿し木して1年は、小さな苗で花もあまり咲きませんが、2年目になると親株と変わらない大きさになります。
エアコンの室外機の上に置いておいたら、つるを60cmほども伸ばしていました。
挿し木の方法
これは今年、ふたたび枯れ始めてきてしまった様子。
今年は春先から気温が高い日が多かったせいか、他の植物も害虫の被害を受けましたが、クランベリーも初めて虫が付きました。ハダニ・アブラムシ・カイガラムシが付き、見る見るうちに葉を落とし、枯れ込みが進みました。
虫を取り除き、完全に枯れた株を抜いて、新しくピートモスを混ぜた土で植え直しました。
日陰になるラックの上に置き、腰水をして養生します。
まだ元気な枝もあるので、復活しますように。
保険として、2鉢挿し木で苗を作っておくことにします。
ちょっとピントが合わなかったのですが、枝の切り口が緑色なのが分かるでしょうか?
葉が枯れていても、枝が生きてさえいれば挿し木できる可能性があります。
メネデールを入れた水に30分ほど浸けておき、ピートモスに差します。
このまま腰水にし、水切れさせないように管理すると、体感で5割ほどは根が生えてきます(元気な枝なら7~8割)。
メネデールとピートモスの組み合わせが、成功率が高かったです!
育ててみて
クランベリーは冷涼な気候を好むため、日本では北海道や高原の湿地などが栽培に適しています。
以前国内の成功例を探した時は、涼しい地域で地植え、池の水が流れる場所にミズゴケ植えをされている方がいました。
酸性土・清潔な水・涼しい気候が揃えば、肥料分が無くても元気に育つ植物です。
夏に40度近い気温になる関東のベランダは、ちょっとかわいそうではあるのですが、日陰や遮光などで何とか乗り切り、実の収穫までたどりつきたいです。他の草花と比べ、生態がやや独特ですが、数年育ててややコツがつかめてきました。
温度・水やりのほか、環境を変えない・根をいじらない所もポイントかなと思います。
置いた場所の環境が合うと、しばらくしてからつるを伸ばしてきます。
成長期に葉や枝が増えない場合、環境が合っていないのかもしれません。