こんにちは、ハチコです!
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ガーデニングを楽しむ方法を紹介しています。
よかったら見ていってくださいね♪
ドライフルーツやお菓子でよく見かけるクランベリー。
赤い小さな実に、栄養がぎゅっとつまっています。
日本ではあまり日常的に食べる果物ではありませんが、ホームセンターではよく苗が販売されていて、鉢植えでも育てることができるんです。
今回はクランベリーの育て方についてまとめました。
クランベリーってどんな果物?
クランベリーは和名をツルコケモモ、またはオオミノツルコケモモと言います。
原産地はヨーロッパや北米、涼しい酸性の湿地帯に自生しています。
クランベリーという名前の由来は、花がクラン=鶴(ツル)の頭部に似ていることから付けられたようです。
味は酸味が強く、生食よりもドライフルーツやジャム、ジュースなどに加工されることが多いです。
ビタミンやポリフェノールなど抗酸化作用を持つ栄養が豊富なため、女性に人気があります。
クランベリーの入手先・品種
クランベリーの苗は、秋から冬にかけてホームセンターの店頭に並びます。
ネット通販では季節を問わず購入することができます。
栽培が盛んな北米などには多くの品種があるそうですが、日本では品種を明記せず、まとめて「クランベリー」として販売されていることが多いです。
その他、大きい実を付ける「バーグマン」も人気があります。
クランベリーの育て方
基本データ
原産地 | ヨーロッパ、北米 |
分類 | ツツジ科 |
形態 | 常緑低木 |
草丈 | 20cm |
収穫期 | 9月~11月 |
特徴 | 酸性で湿った土壌を好む。 耐寒性は非常に強いが、暑さに弱い。 |
栽培環境/夏・冬の管理
クランベリーは北半球の涼しい地域の植物で、耐寒性は高く-40℃でも耐えると言われています。
栽培が盛んな北米では、湿地帯にクランベリー畑を作り、収穫期には畑全体に水を張って果実を浮かせ収穫します。その後は暖かくなる春まで水を張ったままにし、冬の低温から木を守ります。
育てる際は現地の栽培を参考にします。水を切らさないようにし、半日陰に置きましょう。
夏は涼しい場所に置くか、遮光をするのが望ましいです。冬場は寒さにあてた方が実が付きやすくなります。
日本の暑さはクランベリーには厳しい環境のため、暖地では実付きが悪くなることが多いです。
冷涼な気候の地域であれば地植えもできますが、それ以外の地域では鉢植えの方が気温に合わせて移動でき、蒸れにくいのでおすすめです。
用土・植え付け方法
クランベリーは酸性で保水・排水性の高い土を好みます。
酸度未調整のピートモスや鹿沼土、ミズゴケなどを主体に配合します。
ピートモス‥ミズゴケなどが堆積した泥炭を乾燥させたもの。酸性で保水性が高く、肥料分は含まれていない。
ブルーベリー用の培養土でも栽培可能です。
地植えの場合は大きめに穴を掘り、上記の用土を入れてから植えつけます。
クランベリー畑では排水性を上げる目的で川砂を混ぜるという話を読み、試してみたことがあるのですが、生育が悪かったのでおすすめしません。
家庭で栽培する分には保水性重視の配合で良いと思います。
株間隔・鉢の大きさ
クランベリーはつるを伸ばす這性の植物です。
生育はゆっくりのため、地植えなら20cmほど間隔をあけて、鉢植えであれば苗の一回りか二回りほど大きいサイズの鉢に植えつけます。
肥料・水やり
クランベリーはやせ地でも育つ植物のため、肥料分を多く必要としません。花期の前後である2・3月と9月頃に少量の肥料を与えます。有機性肥料・化成肥料どちらでも構いません。
常に湿った環境を好み、水切れすると枯れ込む可能性が高くなります。根ぐされの心配は少ないため、土が乾く前にこまめに水やりをします。腰水と言い、常に受け皿に清潔な水を溜めておく形でも栽培可能です。
増やし方
クランベリーは挿し木か株分けで増やします。
挿し木の成功率は高く、6月頃の適期に枝を土に差し水を切らさないようにすると、高確率で根付きます。
暑さで調子を崩すと、一気に枯れ込み始めるため、保険として挿し木苗を作っておくことをおすすめします。
病害虫
基本的に病害虫の被害には合いづらいですが、春先に気温が上がってくるとハダニやアブラムシが付くこともあります。葉が細かく指で取り除くのは難しいため、全体に水でシャワーをかけたり、オルトランなどの薬をまいて対策しましょう。
クランベリーの育て方まとめ
・クランベリーは栄養豊富な果物!
・鉢植えでも栽培可能
・育てるときは環境が大事!酸性土・涼しく風通しの良い場所・水を切らさない