3年目のミニカトレア・リトルプリンセス。
葉が増え、根詰まりもしている様子だったので、初めての株分けと植え替えを行いました。
カトレアの植え替え・株分けの基本
カトレアの植え替え
カトレアが根詰まりをしたり、植え込み材が古くなっている場合は、2年に1度程度の頻度で植え替えを行います。
花期は品種によって異なりますが、花が終わった直後、根が白い休眠期に行うのが鉄則だそう。
根が緑の生育期に植え替えを行うと、根が傷み生育に影響が出てしまう原因となるので注意が必要。
鉢から取り出して、枯れた根や古い植え込み材を取り除き、新しい植え込み材で植え直します。
カトレアの株分け
根がはみ出ていたり、新芽が出るスペースが無い場合は株分けを行います。
株分けの適期は5月頃。最低気温が12℃以上になってからが目安です。
バルブ3~4本ずつくらいが切り分ける目安。カトレアはバルブに栄養を貯め込むため、若い小さなバルブに、必ず大きいバルブを付けるようにします。
実際に植え替え・株分けをしてみました
株の状態チェック
購入時は5本のバルブがあったミニカトレア。
2年半後、バルブが9本になり、かなり混みあっています。
根もぎゅうぎゅうで、右の写真は少しミズゴケを取り除いた状態ですが、鉢に密着しています。
鉢から抜く
割りばしを差し込み、少しずつ剝がしていくと、何とか出すことができました。
後から、あらかじめ鉢全体を水に付けておくと出しやすいという情報を見つけました。
乾燥した状態の方が根を痛めないかな?と思っていたのですが、次回はこちらを試してみます!
ミズゴケを取り除く/枯れた根の整理
根を切らないよう、少しずつ古いミズゴケを取り除いていきます。
外側は根が固まっているので、内側からほぐすようにするとやりやすいです。
だいたい取り除いた状態。
カチカチだった株元が現れました。
小さな新芽も出ています。
消毒したハサミで、枯れている根をカットします。
株分け
4バルブ(プラス新芽)と、5バルブで切り分けました。
切断面。切るのにはなかなか力が要りました。
新しい鉢に植え込む・支柱を立てる
新しいミズゴケで、元の3.5号鉢と4号の鉢にそれぞれ植え込みました。
根を折らないよう、丸めたミズゴケの周りに根を広げ、その周囲を更にミズゴケで覆ってから鉢に押し込みます。
恐る恐る支柱を立てましたが、もっとバルブを立たせるべきだったかも。
後日やり直そうと思います。
植え替え・株分け後の管理
切断面に細菌が入らないよう、2週間程度は日陰で水を切って管理し、その後徐々に通常の管理に戻します。
両方とも、元気に成長して花を見せてくれますように!
おすすめの植え込み資材
ミズゴケは、長持ち&根腐れ防止のため高品質なものがおすすめ
素焼き鉢の予備がたくさんあると安心します
置き場所が無くなってきたので、ラン達を吊り下げたいな~と画策中