こんにちは、ハチコです!
このブログでは
・初心者でもカンタンに
・鉢植えやベランダで
ガーデニングを楽しむ方法を紹介しています。
よかったら見ていってくださいね♪
おうちで果物が採れたら素敵だと思いませんか?
うちのご近所に、毎年地植えのレモンがたわわに実るお宅があり、毎年うらやましく眺めていました。
2m以上の大きな木だったので、ベランダでは難しいだろうなあと思っていましたが、意外に鉢植えでも栽培している方が多いと知り、育ててみることにしました。
ここではレモンの基本の育て方をまとめています。
実際に育てた様子も記事にしたので、そちらも良かったらご覧ください。
レモンは果樹の中でも育てやすい!
レモンは家庭で栽培している方も多く、ガーデニング初心者にもオススメと言われています。
他のポピュラーな果樹と育てやすさを比べてみました。
樹形 | 病害虫 | 結実に必要な本数 | |
---|---|---|---|
レモン | コンパクトに管理できる | 強い | 1本 |
ブルーベリー | コンパクトに管理できる | 虫がつきやすい | 2本~ |
サクランボ | コンパクトに管理できる | 弱い | (1本で結実する品種もある) | 2本~
モモ | 大きくなる | 弱い | 1本 |
キウイ | (つるを這わせる場所が必要) | 大きくなる強い | 2本 |
ブドウ | (つるを這わせる場所が必要) | 大きくなる弱い | 1本 |
レモンは鉢植えサイズでも実がなり、基本消毒不要、暑さ・乾燥にも強く、耐寒性もそこそこ(品種によるが-3℃~3℃程度)と初心者でも難易度の低い果樹です。
結実まで、若い苗だと数年かかることも多いため、早く果実を楽しみたい場合は実付きの株を探すとよいでしょう。
実が無い時期も、明るいライトグリーンの葉は鑑賞性が高く、香りのよい花を楽しむこともできます。
レモンの基本データ
原産地 | インド |
形態 | 常緑樹 |
樹高 | 1~4m |
収穫期 | 10月以降 |
特徴 | 耐寒性はやや弱い。耐暑性あり。 温暖な気候を好む。 |
レモンの苗の入手先
ホームセンターやネット通販で購入できます。
近隣のホームセンターにはリスボンなどの定番品種しかありませんでしたが、郊外の大型ホームセンターには複数品種が並んでいました。
秋~春ごろが苗木が多く出回るシーズンですが、ネットでは1年中購入可能です。
品種と苗の種類についてもまとめたので、詳しくはそちらをご覧ください。
レモン 基本の育て方
栽培環境
地植え・鉢植えともに、風通し良く、日がよく当たる場所を選びます。
レモンは温暖な環境を好みます。冬場に0℃を下回る場合、鉢植えは室内に入れるか不織布などで防寒対策を施してあげると安心です。
用土・植え付け
レモンの植え付け・植え替え適期は、生育期前の3月下旬~4月頃です。
地植えの場合は、苗より大きめの穴を掘り、事前に腐葉土などをすきこんでおきます。
鉢植えの場合は市販の培養土(柑橘/果樹用も市販されているが、普通の草花用でも可)か、赤玉土7割・腐葉土3割を混ぜたものに、元肥を入れて植えつけます。
植木鉢は、苗の大きさに合わせて選びます。3号ポットの小さい苗なら5号鉢程度、2年生以上の大きい苗木の場合は直径30cm以上の鉢が良いでしょう。最初から大きすぎる鉢に植えてしまうと根腐れしやすいため、植え替えの際に鉢増し(鉢のサイズを大きくしていくこと)します。
コンパクトに育てたい場合、強めに剪定をし、植え替え時に根を切り詰めることで同じ鉢のまま育てることもできます。
鉢植えだと木が大きくならないため、
地植えよりも早く実が付くようになります
レモンの剪定図解
枝全体に光を当てるため、また樹形を作るために剪定は重要です。
主に生育期前の3月、2年生以降の苗を対象に行います。小さな苗や1年生苗は必要ありません。
枝が太い場合は、樹木用の剪定ばさみを用意しましょう。
おすすめの剪定ばさみ。お手頃で、木やバラの枝も良く切れます。
まず剪定を行う前に、木を見つつ目指す樹形に育てるにはどこを切ればよいか考え、不要な枝・残す枝を決めます。
レモンは「開心自然形仕立て」という樹形が、収穫のために適しているとされます。
樹高を低く抑え枝を広げることにより、中心部にもよく光と風が当たり、実付きが良く健康に育ちます。
枝に栄養が集中しないため結実が早まる、強風時にダメージを受けにくいというメリットもあります。
最初の剪定で主枝を3本決め、翌年以降は3本の主枝と、主枝から伸びる亜主枝を伸ばしていく形で育てます。
主枝・亜主枝の軽く先端を切り詰め、その他の枝を根元からカットします。
細かく言うと、春枝は残し夏枝・秋枝をカット、徒長枝や交差枝もカット‥などルールが色々とありますが、基本は上記で管理できます。慣れてきて「より実付きを良くしたい!」と思った際には専門的な剪定も試してみてください。
肥料
レモンは「肥料食い」と言われ、健康な育成のためには適期にきちんと肥料を与えることが大切です。
地植え、鉢植えともに3月に有機肥料、6月と10月に緩効性肥料を与えます。
\ レモンにおすすめの肥料 /
タブレットタイプは、土に置くだけでよいので楽です。
水やり
レモンを地植えしている場合は、根付いてからは頻繁に与える必要はありません。夏場、雨が少ない時には様子を見て与えます。
鉢植えの場合は、表面の土が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷりと与えます。
開花後、結実してから水を切らすと、実が落ちてしまいやすいようです。
摘果
レモンは、4~6月頃に開花した後に実を付けます。木の大きさに対し多く実を付けすぎている場合は、摘果をしましょう。多すぎる実をそのまま実らせ続けると、翌年の実付きが悪くなる(=隔年結果)、木が調子を崩してしまうなどのデメリットがあります。
生理落下と言い、木が成熟していない場合などは自然に実を落とすこともあります。
だいたい25枚の葉に付き、1つの実をならせるのがちょうどよいと言われています。
1本の枝に複数の実がなっている場合は、枝先の大きい実を残し、残りを摘果します。
実は摘まむだけでポロリと取れます。ピンポン玉サイズほどに成長している場合は、料理などに利用することができます。青い実でもレモンの良い香りがしますよ。
病害虫
レモンは虫が付きにくく、定期的に農薬散布をする必要はありません。
ハモグリバエやアゲハ蝶が葉に産卵したら、卵や幼虫を取り除いてあげましょう。
鉢内にコガネムシの幼虫がいた場合は、用土にオルトランなどを混ぜ込みます。
下の記事では、実際に虫の対処をする様子を記載しています。
収穫
10月以降、実が黄色く色づいたところを収穫します。熟しすぎると果汁が少なくなってしまい、翌年の実付きも悪くなるため、早めに収穫した方が良いでしょう。
レモンの育て方まとめ
・レモンは初心者にもオススメの育てやすい果樹
・鉢植えでもコンパクトに育てられる♪
・大事なのは日当たり・剪定・肥料!
実際に育ててみると、心配していた害虫も付かず
とても育てやすい植物でした!
我が家のシンボルツリーとして、ベランダを
爽やかに彩ってくれています♪