レディエマハミルトン(レディ・エマ・ハミルトン)の開花記録|David Austin【鉢植えで育てるイングリッシュローズ】

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レディエマハミルトン
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黄色から赤みがかってゆく、独特のオレンジ色の花と銅葉。

香りのよいバラが多いイングリッシュローズの中でも、特に人気のあるフルーツのフレッシュで甘い香り。

大好きなレディエマハミルトンの開花の記録です。

デビッド・オースチン/イングリッシュローズについては、こちらに記載しています

目次

レディエマハミルトンについて

イングリッシュローズの中でも大きくならず、鉢植えや花壇前面に向いています。

コンパクトに株がまとまるので、狭いベランダでも育てやすく、特に日本で人気が高いというのも頷けます。

暑さと蒸れにやや弱いところはありますが、強健で育てやすく花付きも良いです。

特に濃厚なフルーツ香、花と葉色のコントラストの美しさは、レディエマハミルトンならではの魅力です。

同じオースチンのレディーオブシャーロットなども色味としては近く、可愛らしいのですが、代わりにはならないと思ってしまいます。

色鮮やかなこのイングリッシュローズは、ボーダーの中で、ひと際目を引きます。

しっかりとつぼんだつぼみは、オレンジの混じる深みのある赤で、魅力的なダークの葉との間にコントラストが生まれます。

花が完全に開くと、花びらの内側はタンジェリン(濃いオレンジ色)、外側はイエローオレンジが混ざり合った色合いの花になります。

やや直立状に伸びますが中程度の育ち方でよく茂り、花は驚くほど次から次へと咲き続け、乾燥した地域で、よく育つ傾向があります。

洋ナシ、グレープ、シトラスの調べのフルーツ系の濃厚かつさわやかな香りは、フランスのナンテスの香りのコンテストでトップ賞を受賞しました。 エマ・ハミルトンは、ネルソン提督の恋人の名前です。

品種名レディエマハミルトン
英語名Lady Emma Hamilton
品種登録名称Ausbrother
系統シュラブ
作出年/国2005年/イギリス
作出者デビッド オースチン(イングリッシュローズ)
香り強い
開花習性非常に返り咲く
花形八重/多弁
樹高1m
デビッド・オースチンHP・篠宮バラ園HPより

レディエマハミルトンは廃盤・カタログ落ちとも言われているようですが、まだ大苗や裸苗を販売を販売しているショップもありました。

デビッドオースチンの公式オンラインショップではずっと品切れですが、まだ少しは生産していそうです。

ただイングリッシュローズは人気品種でもどんどん廃盤になっていくので、時間の問題かもしれません。

楽天でレディエマハミルトンを探す

成長記録

栽培環境:鉢植え栽培、南東側ベランダ。

風通し・日当たりは良いが、夏場高温になりやすい。雨には当たらない。

2022年2月 購入

楽天のザ・ローズショップで大苗を予約購入し、2月に到着。

オースチンの緑色のプラ鉢に植えられていました。

気温の上昇とともに元気に葉を展開し、4月末からつぼみを上げてきましたが、株の生育優先で摘蕾しました。

2022年5月 開花

レディエマハミルトン

新しくつぼみが出てきたので、5月中旬咲かせてみました。

うつむき加減で咲く様子がイングリッシュローズらしいです。

レディエマハミルトン

若い株でも整った花型に咲いてくれました。

レディエマハミルトン

細い枝にも花を付けます。

まだ株が充実していないので、1枝に1輪ずつのつぼみです。

2022年6月

レディエマハミルトン

6月中旬、2番花も咲き出しました。本当に花付きが良いです。

早めにカットして、室内に飾ると部屋中が良い香りが漂いました。

直射日光にやや弱かったので、半日陰に置いていたらまったく写真を撮っていませんでした(^_^;)
この間、シュート発生、秋の開花、剪定がありました。

2023年5月 開花

レディエマハミルトン
レディエマハミルトン

今年も順調に開花。

1枝につぼみが2~3輪ずつ付き、成長を感じます。

今年は夏の猛暑でどのバラもお疲れ気味…
特に暑さに弱いレディエマが一番ダメージを受けています。

現在、植え替えて養生中。
来年の春にはまた元気に咲いてくれるよう、お世話を頑張ります!

レディエマハミルトン 育てた感想まとめ

花・香り

・花色は、明るい赤みがかったオレンジ。内側は黄色が強く、外に向けて赤みが強くなる。

花びら1枚ごとにグラデーションが入っており美しい。

中輪で整った花型。一枝に複数つぼみをつける。花付きが良い。

フレッシュで甘いフルーツ香。強香。

・開花時期は5月中旬で普通~やや遅咲き。

四季咲き性・返り咲き性も高く、調子がよければ真夏以外は長期間花が付いている。

・花持ちは普通。ハラハラと散っていくタイプ。

葉・枝

生育は良く、特に若い株はシュートが出やすい。

・枝は細く、トゲも少なめ。

・樹形はコンパクトに茂り、自然にまとまる。枝が伸びすぎない。

銅葉が魅力のひとつ。花色とのコントラストが素晴らしい。

生育・耐病性

・耐病性は普通。春先のハダニは注意。

黒点はほぼかからず、うどんこ病は近くに罹患した植物を置いてしまった時のみで、消毒スプレーで治った。

耐陰性あり。直射日光・蒸れで調子を崩しやすいので、気温が高い時期は半日陰がおすすめ。

挿し木成功率はかなり低い(うちにあるバラの中で、唯一根付いたことがない)。

おすすめの鉢・管理

風通し良く、乾燥気味に育てると生育が良い。

プラ鉢でもちょっと蒸れる気がするので、乾きやすい素焼きの鉢がおすすめ。

土の渇きが悪いと調子を崩しやすいです。
植え替えの際は、大きめではなくひと回りずつ鉢増ししていくのが良いと思いました。

またフラワースタンド利用を推奨!(高さがあり、鉢底がふさがれないタイプのもの)

自立するため支柱は不要。

ハチコ
関東のマンション住まい。
中層階の3面ベランダで100種類以上の植物を育てています。
鉢植えがとにかく好き。

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