こんにちは、ハチコです!
このブログでは
・初心者でもカンタンに
・鉢植えやベランダで
ガーデニングを楽しむ方法を紹介しています。
よかったら見ていってくださいね♪
夏に差し掛かると、街中のあちこちで見られるアガパンサス。
実は株分けや植え替えが数年に1度で良く手間いらず、病害虫・暑さにもとても強いと良いことずくめ。
そんなアガパンサスの基本の育て方、鉢植えでの管理方法をご紹介します。
アガパンサスってどんな花?
アガパンサスは和名を紫君子蘭(ムラサキクンシラン)と言い、ヒガンバナ科の植物です。
スッと伸びた葉や茎、花火のような球状のブルーの花が涼しげで印象的。南アフリカを原産とし、現在園芸品種は300種を超え、世界中で愛されています。
強健で育てやすく、手間がかからないため、街中の花壇や公園など広く植えられています。
入手先
ホームセンターで、たまに球根(根茎)や苗が販売されることもありますが、店頭販売は多くありません。
ナーセリーやガーデニングショップのネット通販を利用するのがおすすめです。品種紹介の記事で、アガパンサスの品揃えが豊富なお店を紹介しているので是非ご覧ください。
バリエーション
白、薄い青、紫、ライン入りやバイカラー、八重咲きの品種もあります。
草丈20cmほどのコンパクトな品種から、1mほどに成長する大型種まで、大きさも様々です。
アガパンサスの育て方
基本データ
原産地 | 南アフリカ |
分類 | ヒガンバナ科 |
形態 | 多年草(常緑種と落葉種がある) |
草丈 | 20cm~1.5m |
花期 | 5月下旬~8月上旬 |
特徴 | 乾燥に強く、耐暑性あり。直射日光にも耐える。 丈夫で病害虫もほぼつかない。 耐寒性については、凍結しない程度の温度であれば戸外で冬越し可能。 |
栽培環境
アガパンサスは日光を好みますが、半日陰程度の環境でも育てることができます。
花付きを良くするためには、年間を通してたっぷりと日差しを当てると良いでしょう。
用土・植え付け
植えつけ適期は、3~4月の春ごろ、または9~10月の秋ごろです。
やせ地でも育つ植物で、用土は特に選びません。水はけの良い土が適しています。
鉢植えなら市販の草花用培養土に赤玉土を3割程度混合するか、赤玉土と腐葉土を7対3の割合で混合し使用します。地植えの場合は事前によく土を耕しておき、腐葉土を混ぜ込みます。
植え付ける際は、鉢植え・地植えともに元肥を施します(肥料分が含まれる培養土の場合は不要)。
鉢の大きさ・株間隔
鉢植えの場合、品種の大きさにあったサイズを選びます。
アガパンサスは生育旺盛でよく増えますが、鉢が小さめで根がきついくらいの方が良く咲き、花期の見栄えも良いです。
草丈20~30cmのコンパクトな品種で5号鉢、それ以上の場合は7号鉢以上のサイズがあればよいでしょう。
水を好む一年草などと寄せ植えにすると、根腐れのリスクが高くなります。単体で植えるか、同じく乾燥を好む植物と組み合わせるのがおすすめです。
大鉢でダイナミックに咲かせたい場合は、最初は株に合わせた大きさの鉢に植え、植え替え時に鉢増しをします。
地植えの場合は、30cmから50cmほど間隔を空けて植えつけます。
夏・冬の管理・水やり
耐暑性と乾燥には非常に強いため、夏場はさほど注意しなくても問題ありません。
湿度が高い場合は、蒸れないように注意し、土がしっかり乾いてから水やりをします。
アガパンサスの根は太くランに似た形状をしており、水分を貯め込むことができます。半面、根腐れには弱いため、風通し良く乾燥気味に管理します。
地植えの場合、水やりはほぼ不要ですが、雨が降らない日が続く場合は様子を見て与えます。
冬は、凍結しない程度の温度であれば戸外で冬越し可能です。
水やりは控えめに、株周りに腐葉土を盛ってマルチングをしてあげると安心です。
病害虫対策
病害虫の被害はほぼありませんが、若い芽にアブラムシがつくことがあるようです。
ティッシュなどで優しく拭えば簡単に取れます。また以前、酷いうどんこ病のバラの横に置いていたら移ってしまったことがありましたが、重曹とオイル・水を混ぜたスプレーを掛けたところ、すぐに治りました。
花後の管理
花が終わったら、花茎の根元からカットします。
種が成熟してから採取することも可能ですが、アガパンサスの実生(種から育てること)は開花まで数年かかること、種を付けさせると株が消耗することからあまりお勧めはできません。
参考まで。このように花後置いておくと種袋ができ、更に経過すると熟して袋が割れ、種が出てきます。
時々枯れた葉、花ガラを取り除き、株元を風通し良くしておくと元気に育ちます。
枯れた葉は、手で軽く引っ張るだけできれいに取れます。
株元と土の上がすっきりしました。風通しが良くなり、新しく出てきた子株にもよく光が当たります。
根が土の上まで飛び出ています。これくらい混みあってきたらそろそろ株分けが必要です。
肥料
植え付け時に元肥を施した後は、春と秋に油かす、もしくは緩効性肥料を与えます。
肥料分をさほど必要としないため、既定よりも少量で構いませんが、大輪の品種はやや多めに与えるとよいでしょう。
増やし方
主に株分けです。
植えつけ適期の春か秋に鉢から出し、混みあっている株元を根ごと分けて植え直します。
細かく分けすぎると翌年花が咲かない可能性があるため、2・3分割程度にしておくのが良いでしょう。
根が張りすぎると鉢から出すのが大変なので、たまに根張り具合を確認しておきます。
我が家の場合
うちではつぼみが膨らむ5月末頃、バラと交代でリビングからよく見える場所に移動します。6月初旬から1か月程度かけてゆっくりつぼみが開いていき、花茎が複数上がるので7月下旬まで花が楽しめます。花期以外はベランダの南西側、西日も当たる場所に置いていますが、日当たりさえよければ機嫌よく成長してくれます。
冬場は軽く腐葉土でマルチングし、戸外に置きっぱなしです。我が家のアガパンサスは落葉~半常緑種ですが、関東だと葉が緑のまま、調子を落とさず冬越し出来ています。
年間を通して放置管理に耐え、花が少ない時期に豪華な花を咲かせてくれる、とてもありがたい植物です。
色や大きさのバリエーションも豊富なので、つい色々欲しくなってしまいます。
アガパンサスの育て方まとめ
・アガパンサスは丈夫で育てやすく初心者向き
・大きさ・品種も様々なので、好みのものを選ぼう!購入はネットがオススメ◎
・風通し良く、日差しをたっぷり当てるとよく育つ!